千堂あきほさんの不妊・妊活情報!治療を諦めた後に自然妊娠。【妊活した有名人】
不妊治療を約6年間も続けた末に、39歳にしてようやく妊娠・出産した千堂あきほさん
千堂あきほさんは、札幌市在住の元歌手・女優で、日本のタレントです。
1969年4月5日生まれで、本名は「先名 晃穂(さきな あきほ)」、サキナヤに所属しています。
そんな千堂あきほさんは、結婚してからなかなか子宝に恵まれず、不妊治療を約6年間も続けた末に、39歳にしてようやく妊娠・出産に至ったそうです。
千堂あきほさんの芸歴、経歴
千堂あきほさんは、兵庫県尼崎市(園田)出身で、兵庫県立宝塚北高等学校演劇科の1期生でした。また、千堂あきほさんの小学校時代の担任のなかに、陰山英男さんという、後に百ます計算の陰山メソッドで有名になった方もいたそうです。
さらに、千堂あきほさんの生年月日は、1969年4月5日ですが、これは女優・タレント・歌手である杉浦幸さんと全く同じです。
千堂あきほさんは1987年、「ロッテ CMアイドルはキミだ!」の全国大会に進出。
そこでスカウトされて、芸能界入りします。
ちなみに、同コンテストのグランプリは相川恵里さんであり、準グランプリは島崎和歌子さんでした。
1990年には、歌手デビューを果たし、学園祭の女王・アイドルといわれていました。その後は女優業に専念し、映画・CM・ドラマ等に幅広く出演するようになります。
ドラマでは、硬派で大人の女性役や有能なキャリアウーマン役を「東京ラブストーリー」、「振り返れば奴がいる」、「夜逃げ屋本舗」等で演じ、成功をおさめています。
千堂あきほさんは、2000年の大みそかにスキューバダイビング指導者の男性と結婚(入籍)し、それ以降は北海道を拠点として活動するようになります。
そして、2008年8月3日に第一子となる長女を出産したことを、オフィシャルサイトDiary(8月4日)で発表。
2011年4月16日には、第二子となる次女を出産したことを、同じくオフィシャルサイトDiary(4月16日)で発表しました。
その後、2014年10月から、バラエティ番組「マネースクープ」(東京のキー局・フジテレビジョン)にて関東のメディアに復帰しました。
千堂あきほさんは、31歳で不妊治療をはじめたのですが、37歳で一度断念しています。
千堂あきほさんは結婚後も精力的に芸能活動を行っていましたので、不妊治療を同時に進めるのはとても大変だったのではないかと思います。
この6年間にも及ぶ不妊治療の後、千堂あきほさんは代理母出産や体外受精の道も考えたようですが、やはり自分で生みたいという意思が強く、その道も断念したとのことです。
そうして、千堂あきほさんは不妊治療を一度完全に断念しましたが、その後、なんと奇跡的に自然妊娠したのです。
不妊治療というストレスから解放されてリラックスすることで妊娠するのでしょうか、千堂あきほさんのように不妊治療を諦めた後に自然妊娠するケースは意外と多いようです。これに関して、はっきりとした理由はわからないのですが、不妊には心の健康状態も深く関係しているということは推測できます。
ピルを飲んで意図的に排卵をとめるという治療を行っていた千堂あきほさん
千堂あきほさんは、20歳代の頃に子宮内膜症が発見され、その治療として、ピルを飲んで意図的に排卵をとめるという治療を行っていたとのことです。
避妊薬としてピルは有名ですが、このように避妊以外の副作用を目的として服用する場合もあります。
子宮内膜症のピルによる治療では、ピルを服用することによりエストロゲン等の女性ホルモンが増加します。
すると、女性ホルモンの分泌を司っている脳が、「閉経状態」や「妊娠状態」と錯覚してエストロゲンの分泌を減らしてしまうので、排卵自体が止まります。
子宮内膜症はエストロゲンの影響を受けて増殖します。
このようにエストロゲンの分泌量が減少すれば、子宮内膜症の症状の進行を防ぐことができるというわけです。
ピルの服用は、子宮内膜症以外にも、月経に伴うトラブル改善、卵巣のう腫等にも使用されています。
軽傷の子宮内膜症患者さんの、3年間における累積妊娠率は約50%程度だそうですが、チョコレート嚢胞を有するような重症例となると、その数字は約5%まで下がるそうです。
したがって、妊娠を希望される場合には、病巣を取り除く手術が薦められています。
このように子宮内膜症によって妊娠率が下がる、不妊になってしまう原因としては、精子や卵子に悪影響を与えること、卵巣から出た卵子を取り込めないこと、卵巣の病変、また、冷えや血行不良等によって起こる子宮内環境の悪化等が挙げられています。
子宮内膜症による不妊治療には、薬物療法と待機療法、そして手術療法と大きく分けて3つの方法があり、症状が軽度の場合には、病院で定期検査を受けながら自然妊娠を待ちます。
千堂あきほさんの場合は、このうちの薬物療法を行っていたのだと思います。
ただ、千堂あきほさんは、このピルによる子宮内膜症の治療に疑問を感じていたようで、その後、不妊専門病院に転院されています。
そして、その後、一度不妊治療を断念しながらも最終的には自然妊娠していますので、この転院も妊娠には良い方向に働いたのではないでしょうか。
もし、不妊治療を長期間続けていて、なかなか結果が出ないという時には、一度、転院という選択肢を検討してみることも大切ではないかと思います。